DSC_0423光岳。
「ひかりだけ」ではなく、「てかりだけ」と読みます。
山名の由来ですが、山頂の直下に石灰岩の大きな2つの岩があり、これが夕日に照らされて光ることから、その名が付いたということです。
その名前を知ったときから、ずっと登っていきたいと思っていました。

南アルプスの最南部に位置しており、アプローチが非常に困難で、相当準備をしないとなかなか行けないお山です。
最短ルートは長野県側の易老渡から。
去年の9月に、易老渡から聖岳〜茶臼岳〜光岳を3泊4日で歩こうと計画しましたが、台風が来て易老渡への道が崩落し、山行は中止。

DSC_0410今年、リベンジしたかったのですが、今年も8月上旬の台風で道が崩落し、途中で通行止め。
諦めきれず、畑薙第一ダムから茶臼岳経由でテント泊2泊3日で登ることにしました。

今年の夏は週末はずっと天気が悪く、久しぶりの快晴の週末でした。
さらに3連休ということもあって、各地の山はものすごいにぎわったようです。
光岳も予想より多い登山者でしたが、それでも静かな山歩きを楽しめました。
南アルプス南部はこの静かさが良いですね。
もっといろいろ歩きたいです。

DSC_0506光岳は百名山ではありますが、標高が2600mほどで山頂からの眺望もなく、南アルプスでも地味な存在。
確かに、今回歩いたルートでは光岳のすべての姿が見えず、その魅力を十分に味わえなかったと思われます。
今度は池口岳に登ってみて、光石がピカッと光っているところを眺めたいと思います。

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